【 RETRO-BOY ADVANCE 】 第七回 濟藤もえぎ

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【第七回:ある幻想世界に触れたとき】

皆さんこんにちは、会員No.262の濟藤もえぎです。

今月はSTGについての話を予定していましたが、テーマをより細かなものに変更し東方プロジェクトについて、話を進めていきたいと思います。よろしくお願い致します。

STGとは言うものの、この分野には様々な作品が存在しています。

スペースインベーダーに始まり、ゼビウス、グラディウス、ダライアス、R-TYPE、怒首領蜂、斑鳩、虫姫さま、などなど。シューティングというのは、数多くの名作をも生んできたジャンルなのです。

そのシューティングゲームの代表的な作品の一つとして、上海アリス幻樂団製作の「東方プロジェクト」が挙げられます。

東方プロジェクトとは、1996年に公開されたパネルめくりゲーム「東方靈異伝」を原点とした作品群のことで、有名なところでは第6弾の「東方紅魔郷(画像1)」や、第11弾の「東方地霊殿(画像2)」などがあります(シリーズの大半は弾幕シューティングゲームです)。

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(画像1)

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(画像2)

東方プロジェクトは、その独特な世界観が特徴で、個性的な数多くのキャラクターが登場する他、幻想的で且つ激しさのある音楽が流れ、また、ゲームとしても高いクオリティを兼ね揃えています。

何よりも特筆すべきことは、これら全てを同一人物が制作していること。

世界観の構成も、キャラクターデザインも、BGMの作曲も、プログラミングも、全て原作者のZUN氏が一人で制作しているのです。

更に、ファンによる二次創作が他の作品に比べて大きく許容されており、これも東方プロジェクトの特徴と言えます。この作品群の二次創作が今なお活発であるのは、この許容の広さなどに起因しているのでしょう。

さて、私がこの作品群を知ったのは小学生(八年くらい前)の時で、「フラワリングナイト(東方花映塚)」と「月時計 ~ ルナ・ダイアル(東方紅魔郷)」のアレンジとして有名な「ナイト・オブ・ナイツ(COOL&CREATE)」を、ある時に聴いたことが始まりでした。その後、「Bad Apple!! feat. nomico(Alstroemeria Records)」や「最終鬼畜妹フランドール・S(COOL&CREATE)」など、東方プロジェクトの様々な二次創作作品を経て、原作に辿り着きます。

この東方プロジェクトとの出会いが、後に私を創作活動へと導いてくれたのもまた事実です。

東方プロジェクトと出会えたことで、たとえ一人での活動であろうと、創作の可能性は無限大だということを知れたように感じています。

(結局のところ、創作活動を続けてみて思ったことは、私ごときではZUN氏のようなレベルに到底及ぶはずもなく、同氏はやはり異次元の存在だったということです。)

また、私がレトロゲームを好きになったのは、実はこの東方プロジェクトの影響も少なからずとありました。

東方プロジェクトの作中には、オマージュ的な要素がちらほら存在しており、それをZUN氏がオマージュとして示唆していることもあれば、非公式ではあるものの「○○と類似している」と比較されていることもあるのです。

私はそこから元ネタを辿ることが多く、その元ネタが発売した頃には何が流行っていたのか、あるいは、それがZUN氏へ与えた影響が何であったのか等々……。

この道筋から知り得た情報は案外多かったように思います。

そして、いつの間にか「主人公が巫女であるのは、作者の好みと当時の流行りだったのだろうか」と思うこともあれば、「そもそも神道はどういうものなのだろう」と考えることもあり、はたまた「そういえば、日本の神々についてあまり知らなかったな」などと自らの無知さを再認識したり……。

今考えてみれば、東方プロジェクトに出会えたことで、より多くの物事に関心を持てるようになったな、と感じています。
今やシューティングゲームの分野においても、大きな存在となりつつある東方プロジェクト。

東方プロジェクトを含め、シューティングゲームのこれからにも期待できるかもしれません。


来年も引き続きレトロゲームと私の出会いや、ご紹介を記事にして皆様に読んでいただけたらと思っております。

それではまた次回お会いしましょう。

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